子供の知的教育って考えたことありますか?
探求心を持ち、教養深い子供、ファミリーって良いですよね。
ハイテクな世の中だからこそ、考えたいことです。 (以下続きます)
先ずお知らせです。
4月27日(金)@Salon de Magnolia (9時半~)
オペラ講座第3回:今聴きたいオペラ歌手、聴くべき歴代ディーバ&ディーボ。Voice声について。
今月初めに、初のオペラ観劇、そしてその前の予習講座(ウエビナーを開催して、大好評でした。
オペラは身近と皆さんが感じてくださいました。
よりオペラを楽しむために、そして何よりNYにいる機会に、有名シンガー(どの?シンガー??とまたなるのですね。それががポイント)を鑑賞できる準備のためにクラスです。特にダブルキャストの時、悩みますよね。どちらを観るべきか。。。
*詳細は最後に
♬オペラ鑑賞を学ぶ
もうひとつ面白いポイント;
私は小3の息子と大学2年生の娘がいます。アメリカに住んでいると、親よりも子供の方が、本物の芸術に触れる機会が多いようです。ブローウェイが学校に来たり、リンカンセンターに行ったり、そしてメトロポリタンオペラのリハーサルに行き、オペラ鑑賞をしたり・・・その新たな感性を持ち帰った子供と、あなたはどのように会話を楽しみますか?
折角素晴らしい芸術の世界を垣間見てきた子供たち、そのままにして、また機械的な世界に戻してしまっていますか?
クラッシック音楽やオペラの流れる家庭では、子供の耳を育てる事はもちろん、感受性も養ってくれます。
機械的な音から離れて、バックグラウンドででもクラッシックやオペラを流していると、私のハイになっている宇宙人息子も、カームダウンしてくるから不思議です。
美しい音楽は、情緒が豊かになりますよね。と同時にオペラにはストーリーがあるので、ここでは何が起こっているの?この時はどんなシーン?この当時の歴史は?こんなことしていいの? 文化は?(なぜ結婚できない?戦ってるの?)など、いろいろな質問も出てきます。子供は、ストーリーが好きですよね。オペラを何となく聴くのがきっかけで色々なドアが開けます。探求心も養われます。
この探求心はこれからの世の中では、必須だと思います。
ゲームっ子の小3の息子も、オペラに全く違和感がありません。逆にメロディーがわかると嬉しいようで口づさみます。
今月、息子と当日券でヴェルディのAidaを観てきました。当日券で行ったので、あまり準備はせず、でも荒筋は説明し、ユーチューブでビデオを見せました。(訳付きがポイント)。アイーダは凱旋シーンが有名で、一部のコーラスは、ワールドカップのアンセムに使われていますね。でもなぜこれが、ワールドカップのアンセム?と尋ねられたら、皆さんはどう答えます?
我が家はサッカーファミリーではないので、その質問は出ませんでしたが、エジプトは旅行で行ったのと、ファラオ→ミイラなど、その辺に興味のある息子だから、アイーダはOKかなと思いつつ、説明しました。
なかでも彼が興味を持ったのは、「なぜファラオでなく、祭司長がラダメスの裁判で権力があるか?。」という点。
この辺を掘り下げて説明すると、歴史の話も出てきて、宗教と国家の話に続きます。私はというと、この延長で、ヴェルディの別のオペラ、「ドン・カルロ」を次は観せてみたいな、とか企んだり・・・
「エッセイが苦手。」という、文系科目が苦手な中高生の家庭教師をするアメリカ人からよく聞くのは、
「みんなとっても頭が良いし、親も熱心なのに(特にアジア系)、なぜか知らないことが多いよね。一般教養(といわれている内容)にかけるみたい。」
と・・・・。
それは、生物から歴史、文学すべてにおいてらしいですが。
ソーシャルスタディという科目がありますね。この科目を苦手とする子供はたくさんいます。もちろんエッセィが多いので、英語の文章力はもちろんですが、リサーチとその内容の表現力、またリサーチを始める前の一般教養がものをいいます。
大学2年生の娘は、ソーシャルスタディが、小学校から高校を卒業するまで、大の得意でした。理数系ではない娘が、授業料全額奨学金でビジネススクールに入れたのも、ソーシャルスタディが得意という、俗にいうソフトな教科が得意=得た情報を自分のモノにし、的確に感性の表現ができる、という点だと思います。もちろんその教養を生かして、様々なインターンシップにチャレンジできた点も重要です。
最近AI(Artificial Intelligent)に代行されないように・・・のような記事をよく見かけます。個人的な意見ですが、文章を書く力/才能・アイディア/教養は、AIには決して真似はできないと思っています。
娘のオペラ観劇デビューは4歳でした。連れて行ったの理由は、シッターさんが見つからなかったのと、大人しく座ってられる、という矛盾いっぱいの理由(笑)。
その娘が、先月留学中の大学の先輩を訪ねて、初めて一人でヨーロッパに行きました。で渡航先のベルリンから「オペラが観たいんだけど、どちらのハウスがよい?」とメッセージが。ベルリンには3つオペラハウスがあるんですね。もちろん折角ですので、バレンボイム率いる旧東ドイツのオペラハウス、ベルリン国立歌劇場を勧めました。そこで、先輩と「マダム・バタフライ蝶々夫人」を観た娘は、大感動のメイルを送ってきました。「でもバタフライ役のソプラノの声は、好みでなかった~。ピンカートンはよかった!」という感想付きで(笑)。
娘の高校卒業前までの好きなオペラは「アイーダ」でした。多分ステージのインパクトがすごーく強いからだと思います。
今は、情緒的なリリカルなオペラが好きなようです。やぱり、20歳になると、恋心も一杯で、感じ方が違うのですね。
さて、メットに「アイーダ」を観に半端無理やり(?)連れていかれた息子。根底は恋愛もののオペラなので、彼の感想は「Too Much Drama!」。
でも、ビジュアル的に満足のいくメットのアイーダには、本当に興味を持ったようです。アイーダのアリアで、ラダメスとの愛と故郷への想い、愛国心をうたうところは、サラーっとスルーしてましたが(笑)、デュエットやトリオ、そしてコーラスなどで、それぞれのキャラクターの思惑を聴くのは本当に真剣で、釘づけ状態でした。
日時:4月28日(金曜日)9時30分から3時間程度
場所:Salon de Magnolia(旧ハリソン式部会) お申込み後、住所をお知らせします
内容:初めてのオペラ& オペラ歌手「声」について。オペラの声の種類から、歴代のスター歌手から現在必見(必聴)のシンガーについてお話しします。来シーズンの演目について。
費用:$50 (講座で聴く音楽のCD, お茶とお菓子付き)
お申込み:anintroductiontotheopera@gmail.com までお願いいたします。
キャンセルポリシー:講義当日3日前~24時間前迄のキャンセルは50%、それ以降(24時間以内)は100%請求させていただきます。その場合、CD,資料、リンクなどすべてお送りいたします。代理の方の参加も可能です。
オペラクラス参加の特典:NYオペラ情報のご案内(メイル)。そして、次回のレディースナイト(メット観劇)では、優先的にご案内させていただきます。
http://https://youtu.be/czEfHr8YGPA
メット3大人気ゴージャスセットのひとつ、「アイーダ」